- 応接日時 平成 27年3月23日(月) 12:30 〜 12:50
- 応接方法 ■来訪・□訪問・□架電・□受電・□その他( )
- 相手方 森友学園 籠池理事長、籠池副園長、** 弁護士
- 当 方 統括国有財産管理官(1)前西統括官、三好上席管理官、清水管理官
※ 本日10:30に森友学園 籠池理事長から電話が入り「急な話だが、本日の12:30
に伺いたい。」との連絡があり、対応したもの。
【応答要旨)
理事長)本日は、26日(木)の見積り合わせの前に賃料の陳情に伺った。
「今回、他の学校が徴収している入学金等を参考に、入学金や教育充実費の見直し(入
学金400,000円→250,000円、教育充実費年額240,000円→年額60,000円に引下げ)を
行った結果、収入が減少する見込みとなった。これまで意識してなかったが「※小学
校連合会」の暗黙の了解もあるようで、これを見直すこととした。
※ 私立小学校教育の振興並びに向上発展を図ることを目的として大阪府下の
私立小学校17校により組織された大阪府私立小学校連合会という団体は存在
する。入学金に関する横並びの指導等があるかは不明。
当)開校後の支出については、見直ししないのか。
理事長)支出については、人件費が大部分を占めており、良い人材を確保するためにも
下げられない。この現状を理解していただき、賃料について検討いただきたい。
当)それは貸付料を下げろという意味か。
理事長)開校初期の段階では収支が厳しいため、賃料の引き下げを考えてほしい。将来
的には何としても購入したいとの気持ちはある。何とかしてもらいたい。
当)これまで何度も申し上げているが、国の予定する貸付料を下げることはできない。
理事長)我々は本当にお金がない状況であり、学校経営なので収益もあげられない。な
ぜ賃料を下げられないのか。大阪府へ提出したものと同じ事業計画書を提出するよう
に言われたが、金額が我々の要請に応じられないのであれば、事業計画書を出す必要
などなかったのではないか。
当)事業計画書等は、貴学園が当局に提出した取得等要望書を審査する上で必要な書類
・ である。大阪府への提出書類と同じものを提出してもらっているが、大阪府への提出
書類に合わせることで、貴学園の事務負担軽減にも繋がったと考える。
理事長)ここ3ヶ月同じことの繰り返しである。工事着工も遅れている。何か月も前か
ら進めてきてこれでできなかったら財務省の責任である。
当)国は適正な価格で評価している。国が予定する貸付料は下げられない。そちらから
「歩み寄っていただく余地はあるか。
理事長)国も歩み寄りが必要。それが交渉ではないか。結局は国が邪魔をしている。
副園長)これは裁判で訴えるしかない。
当)本日のお話が貸付料を下げろということであれば、応じられない。
理事長)これでは話にならない。(席を立つ)
弁護士)時間がないので、今日は引き上げたい。
当)あと10分お時間をもらえないか。
※ 理事長は、こちらの申し出をまったく聞き入れず、一方的に退室。副園長及び弁
護士も続いて退室。
本日の突然の来局は、弁護士の時間的都合による様子であるが、弁護士は本日、
ほとんど話をせず、弁護士本人は、価格の件はどうしようもないことについて理解
している様子に見受けられた。
以上。