- 応接日時 平成 27年4月2日(木) 16:000 〜 17:10
- 応接方法 ■来訪・□訪問・□架電・□受電・□その他( )
- 先 方 ㈱環境総合テクノス土木部 青木部長、高橋チーフマネージャー
- 当 方 統括国有財産管理官(1)前西統括官、三好上席管理官、清水管理官
【物件概要】
所在地 : 豊中市野田町1501番地
数量等 :土地:8,770.43㎡ (大阪航空局処分依頼財産)
※ 地質調査業務に精通している業者に、森友学園委託設計会社から入手した地盤調
「査報告書(以下、「報告書」という。)について意見を伺ったもの。
【ヒアリング内容】
・ 報告書 43 ページ(5.2支持層と基礎形式)やボーリング柱状図を見ると、深度 10m
辺りはN値 50 に近い数値が出ているが、地盤強度的に液状化の可能性があり支持層
としては不適となっており、深度 30m辺りであればN 値 50 が連続していることもあ
り、支持層として採用することができるとされている。建物の構造・規模にもよるが、
概ね妥当な内容であると思われる。
・推定地層断面図では、ボーリング2箇所とも調査した深度までは同じような結果が
出ているが、報告書にあるように深度 30m を支持層と判断するのであれば、途中で終
了したポイントも支持層と判断できる深度まで確認する必要があったと思われる。
・深度 10m を支持層とするのであれば、柱状改良等により液状化対策を施す必要があ
ると考えられる。
・建物の荷重がわかれば、このボーリング調査の結果に基づいて、地耐力の計算は可能。
・推定地層断面図では、表層部分はガラ等が存在するため、地盤改良が必要となるも
のであるが、3m以深は自然地盤であり、周辺地質も同じような状況であることから、
もともと地盤としては多少弱い地域であることがわかる。
法律的にはわからないが、自然に堆積した地層の強度まで、土地所有者が補償しな
ければならない理由はないと思われるし、土地の瑕疵とは言えないのではないか。
以上