【物件概要】

豊中市野田町1501番地、土地:8,770.43㎡(大阪航空局処分依頼財産)


7月6日(月)森友学園籠池理事長より、「工事業者が本地の地下を調査したところ、
地下埋設管に名神高速道路の雨水が流入していることが判明。」との情報が寄せられ
たことを受け現地確認を行ったもの


【現地確認内容】
・別添図面の①部分について、名神高速道路からの雨水が流入、②部分については、図
面上は敷地内に流入しているとの記載となっているが、実際は敷地内から雨水が流出し
ている模様、③部分については敷地内からの雨水の流出があることを確認した。
・なお、現認できていないものの、④元道路部分に埋設されている埋設管については十
分な閉塞工事が行われておらず、現在も生きているものと推測される。


【応接内容】
上記内容を現地で確認の上、現地にて、各者と下記のとおり打ち合わせ(応接、指示
等)を行った


〈㈱中道組 松本技師>
相手方)当社はまだ建設等に関し、正式契約には至っていないが、おそらく受注する
こととなるため、事前調査を行っている。
「その結果、敷地内への流入管、流出管が生きていることを確認したためご連絡
を差し上げたもの。もちろん道路敷地内にあるマンホールからの流入、マンホ
ールへの流出であるため豊中市の下水道局には確認を行っているが、豊中市は
管理外の施設(マンホール、埋設管)であり、関知しない旨の回答を得ている。


当 方) 了解。敷地内の埋設管に雨水が流入、流出していること及び埋設管が生きて
いることを確認した(別添の現地確認写真参照)。今後、敷地内埋設管への流
入等の閉塞工事内容について調整させていただきたい。

ただし、敷地内の公共下水管は区画整理時に不要となり埋めごろしをしている
ものであり、機能しているとの認識はなかった。公共下水道の閉塞処理は豊中
市で処理済みであり、下水道の台帳に表記がないのはその根拠と考えられる。
まずは、豊中市の対応を確認させていただきたいと考えている。施設の完成期」
日が来年3月であり、工期もタイトな状況であることは十分承知しているので、
時間をかけることなく、大阪航空局のほうで豊中市と折衝させていただくので、


当方)中道組の松本技師にもお伝えしたが、状況は確認した。今後は工事工程に影響
を与えないよう対応策を大阪航空局において検討する。
「まずは豊中市との関係を整理させていただきたいので、今しばらく時間をいた
だきたい。国が工事費を負担することとなる場合は金額や支払い方法について
調整させていただきたい。
「国としては本件公共事業の推進に最大限努力させていただく所存ではあるが、

使用料等の関係もあり、少し籠池理事長等との関係がぎくしゃくしている。
「国も可能な範囲で努力していくので、対応ぶりについては配慮いただきたい。


相手方)了解した。

一点、情報としてお伝えするが、水道局(雨水管理課)の担当者はらいじ氏とい
う方であるが、結構曲者であるので注意されたほうがいいと思われる。


当方)情報提供感謝する。引き続きご協力をお願いする。


<大阪航空局>
大阪航空局に対しては下記の点を支持し、早急に対応する旨の回答を得ている。


[大阪航空局への指示事項]
・ 早急に豊中市を訪問し、豊中市の対応ぶりを確認の上、航空局としての対応方針
を検討すること。
→(航空局)7月9日中に豊中市を訪問し確認予定


・敷地内の埋設管撤去費は有益費としての支払いで整理可能であるが、市道敷地内
のマンホール閉塞工事費用の支払いを如何にするか大阪航空局内で方針決定をお
願いしたい。

→(航空局)有益費以外の支払いは困難であるが、本件は事前説明していない事
項で支払いは拒めないと考える。水道局との調整もあるが検討させていただく。


当時の地下埋設調査時に水道局の台帳を鵜呑みにし、現地等で十分な確認を行わ
ないままの報告となっている可能性がある。埋設管への水の流入の有無確認はマン
ホールを開けるだけで確認できる事項である。なぜこのような調査ミスが起こった
のか、他に重要な要因があったことも否めない。ぜひ、調査した業者に事情を確認
していただきたい。事情によっては本件は重大なミスであると考える。
→(航空局)水道局の台帳を確認しただけと思慮、やむを得ないのではないか。
→(当方)地下埋設物調査の中でも最も重要な確認事項である。やむを得ないと
考えられる事項ではない。確認をお願いする。
→(航空局)了解。