豊中小学校事案に係る応接記録





  • 応接日時 平成 27年12月8日(火) 00:12 〜 00:12

  • 応接方法 ■来訪・□訪問・□架電・□受電・□その他( )

  • 相手方 森友学園 籠池理事長 籠池副園長 ** 弁護士 ** 不動産鑑定士

  • 大阪航空局 補償課 永尾課長 安地補佐 木元専門官 宮城係長

  • 当 方 統括国有財産管理官(1) 三好上席管理官、清水管理官



【物件概要】

豊中市野田町1501番地 土地:8,770.43㎡
(大阪航空局処分依頼財産、森友学園に貸付中)


※10:00から森友学園が大阪航空局に来局し、有益費の早期支払いについて要請。
「10:20頃、森友学園副園長から財務局担当者に対して同席せよと直接の連絡が入
ったもの。


【打合せ要旨】

(打合せの場に呼びだされて)

副園長)航空局は今年度内の有益費支払いができないと言っている。財務局は嘘をつい
たのか。航空局に何も言ってないのではないか。

航空局)早期に予算化してもらいたいとの話は伺っている。

⇒この回答を受けて学園が航空局と話を進めたため、財務局としては特にコメントせず

理事長)財務局は3月の打合せで有益費を速やかに支払うと説明した。我々はこれを国
との共通認識と捉えている。先日、中道組に工事費を支払ったため、今すぐに
でも国は有益費を我々に支払うべき。
支払いが遅れるのであれば、国は約束を破っているのだから有益費を支払う
までの期間に係る利息を我々に支払うべき。

航空局)国の予算にはそれぞれ使途が定められており、今年度内の予算では、有益費と
して支払うための予算が確保できなかったもの。来年度予算で確保しているた
め、来年度当初に支払うことは何度も説明している。

** 弁護士)我々は、有益費が速やかに支払ってもらえることを前提に小学校の建設計
画を進めたもの。該当する予算がないのであれば、別の予算から回せばいいので
はないか。予備費などと言われている予算があるのではないか。


副園長)予備費はあるはず。ある政治家を通じて確認している。

航空局)別系統の予算から回してくる処理を行うとなれば、それなりの作業期間を要す
るため、結局のところ早期の支払いには対応できないと考えている。

理事長)全く納得できない。今まで何をしていたのか。

(同様なやり取りが続く)

理事長)せめて半分でも年度内に支払うという対応はできないのか。

** 弁護士)今年度はあと3ヶ月ある。何らかの工夫ができないのか。このまま話を続
けてもどうしようもない。航空局として何らかの措置が可能かどうかを検討し
て連絡してほしい。


航空局)検討する。

副理事長)いつまでに回答するのか。

航空局)(時期は明言せず)早急に検討して連絡する。

※ 森友学園との交渉終了後、大阪航空局に状況確認したところ
①他の予算科目からの流用手続きは、必要性に関する説明が困難であるため対応
は難しいと整理している
②有益費として支払可能な予算の年度内執行残額をかき集めても1千万円程度
しか積み上がらない見込み
であることから学園の要求に応えることは難しい状況であることを確認。
当局から大阪航空局へは、更なる陳情が繰り返される可能性を示唆して、予算
化への努力を依頼。