豊中小学校事案に係る応接記録





  • 応接日時 平成 28年2月18日(木)10:00~11:20

  • 応接方法 ■来訪・□訪問・□架電・□受電・□その他( )

  • 相手方 学校法人森友学園 籠池理事長、籠池副園長

  • 当 方 統括国有財産管理官(1) 池田統括官、三好上席管理官



【財産概要】

豊中市野田町1501番地、土地:8,770.43㎡(大阪航空局処分依頼財産)
学校法人森友学園に貸付中(定期借地契約・10年)


【応接概要】

用途指定の指定期日延長に関する書類及び有益費の支払いに関する書類の説明及び徴
求のため森友学園を訪問。
一部郵送にて後日送付される資料もあるが、必要書類は徴求。


相)2点話がある。

1点目は買受時期についてであるが、貸付料も高額であるため開校年度である平成
29 年度にでも買受けたいと考えている。今は金利も低いし、検討したい。

2点目はその場合の評価について。本地の軟弱地盤の状況は買受け時の評価におい
て考慮するとのことであるが、将来、学校を高層階の建物に建替えることも構想にあ
り、その場合には本地が軟弱地盤であることから杭打ち等の基礎工事に5億円程度を
要することが見込まれる。これは最近になり業者にヒアリングしてわかったこと。買
受時の評価の段階ではこのことを十分潟酌して価格を決めていただきたい。


当)早期に購入していただけることはありがたい。
評価については、地盤の要素も加味して鑑定士に評価依頼を行うが、どの程度の減
額になるかは鑑定士が判断することであり、今の段階でコメントできない。


相)よく考えておいてくれ。

あと、有益費の支払いに関する三者合意書は、国がお金を支払う当日に押印する。
事前押印などできない。まただますつもりか。国の支払いが遅れたことをどう思って
いるのか。


当)支払い手続きについては改めて説明する。

(※三者合意書があって初めて支払い手続きに入れるという国の事務処理を説明するも納
得は得られない状況。話が前に進められないため、大阪航空局とも相談の上、改めて
手続きについて説明することと整理。)


【その他】
・本日、学園から徴取した資料は以下のとおり
(有益費関係)
「国が返還する有益費の金額検討依頼(資料の提出)文書」
「支払済領収証書の写し」


(期日延長関係)
「指定期日の変更願文書(理由書は後日送付)」


・有益費の検証に必要な資料は中道組から直接国に提出されているため、国が提出を受
けた資料を持参して理事長に確認を求めたところ、理事長は中道組(キアラ)から控
えをもらっていないとして一式を送ってほしいとの要請があり、当方が一式をコピー
して送付することとした。


・理事長から航空局に以下の内容を確認してほしいと要請あり。持ち帰り航空局に確認
することとした。

① 航空機が飛行することに伴う電波障害に関する補償について確認したい。

② 伊丹空港の航空機発着スケジュールを確認したい。




以上