- 応接日時 平成 28年3月10日(木)10:00~11:10
- 応接方法 □来訪・■訪問・□架電・□受電・□その他( )
- 相手方 学校法人森友学園 籠池理事長、籠池副園長
- 当方 統括国有財産管理官(1) 池田統括官、三好上席管理官
【財産概要】
豊中市野田町1501番地、土地:8,770.43㎡(大阪航空局処分依頼財産)
学校法人森友学園に貸付中(定期借地契約・10年)
【応接概要】
用途指定の指定期日延長に係る変更契約の締結及び有益費支払いに関する説明のため
森友学園を訪問。
当)指定期日延長に係る承認文書をお持ちした。本日お持ちした変更契約書の締結を条
件として承認することとなっており、契約書の押印をお願いしたい。
理事長)過去に指定期日の延長は1度に限り認められると聞いたが、再度確認しておきたい。
当)財務省通達で、原則1度に限り認められると規定している。
副園長)お金の支払いに関する話が先ではないか。どうなっているのか。
当)今までご説明しているとおり、有益費は平成 28 年度予算で支払う。
国が支払いを行うためには原因証書が必要であり、昨年からご提示させていただい
ている三者合意書を取り交わした後に支払い手続きができる形となる。その外に請求
書と振込口座確認書を提出していただく必要があるので、本日、見本をお持ちした。
4月1日に手続きができたとしても学園の口座に着金するのは、その翌週の後半と
なることをご理解願いたい。
先日の打合せでは、4月1日に書面を取り交わしたいとのご希望であったが、4月
1日は幼稚園の入園式だと思うし、支払いに係る国の内部手続きを円滑に進めるため
にも4月を待たず事前に三者合意書を取り交わしたい。
理事長)(概ね納得した様子)
副園長)利息も支払うべきだろう。いつも書面を出させるばかりだ。国からも対応が悪
かった旨を謝罪するような文書を出せ。
(その後、理事長・副園長から以下の苦情が続く)
・介護施設については貸付料減額措置ができるのだから小学校にも適用すべき。
・国は教育再生と言っているのだから我々に協力すべき。
・前担当者は本件を進めるに当たってのさじ加減が間違っていた。財務省と調整し
て作り上げたという最初の仕組みが悪い。できることもできないように仕上げた
のではないか。
・不条理な貸付料を支払っている。納得がいかない。
・国の不動産鑑定士への発注(指示内容)が間違っていた。
・昨年に、本地は軟弱地盤であるため高層の建物を建てようとすると地盤の補強等
に1~2億円を要すると財務局へ伝えていたと思うが、実は5億円を要すること
が判明した。この事実を買受けする時の評価に反映してほしい。
・個別案件として何らかの対応をしてほしい。
・HPで 125 回地方審の議事録を確認したが、枚方市の社会福祉法人に保育園とし
て過去から無償貸付している案件が説明されていた。保育園に無償貸付している
のだから小学校にもこういった措置はできるはず。財務局のやっていることは矛
盾している。
※ 以上、聞き置き。
「検討する。」とも回答していない。
当方)いろいろとお話はあると思うが、本日は指定期日延長に関する変更契約書の取り
交わしのため伺ったもの。契約書の取り交わしをお願いする。
理事長)変更契約書は取り交わしておこう。押印する。
副園長)いつも国の一方的な話ばかりだ。押印できない。
(理事長は押印しようとするが、副園長はできないと言い張り、
副園長が部屋から退室する。)
理事長と話合い、平成 28 年3月24日(木)に改めて訪問することとし、
指定期日延長の変更契約書と併せて有益費合意書を取り交わすこととした。
※理事長は納得しているが、副園長の意向があるため24日の訪問の前に再度確認することとする。
また、前回の打合せで理事長から依頼された以下の資料を手交し、理事長から謝意
が示された。
・中道組から直接国に提出された有益費検証に関する資料の写し一式
・伊丹空港の航空機発着スケジュール
・(大阪航空局より入手したインターネット打ち出し)
以上