豊中小学校事案に係る応接記録





  • 応接日時 平成 28年5月18日(水) 14:05 〜 14:05

  • 応接方法 応接方法 □来訪・■訪問・□架電・□受電・□その他( )

  • 相手方 学校法人森友学園 籠池理事長、籠池副園長

  • 当 方 統括国有財産管理官(1) 池田統括官、三好上席管理官

【財産概要】

豊中市野田町1501番地、土地:8,770.43㎡(大阪航空局処分依頼財産)
学校法人森友学園に貸付中(定期借地契約・10年)

【応接概要】
当)売払いに関して●●弁護士と話を進めているが、理事長と直接お話する機会もしばらくなかったため、進捗状況報告を兼ねてお伺いしたもの。

●●弁護士から伺っているとは思うが、現在、不動産鑑定士において売払価格の鑑
定作業を進めているところである。4月1日を価格時点とするため、契約できる期間
としてはそこから4ヶ月となり、できれば6月中に契約したいと考えている。

理事長)大阪府基準の負債比率30%以下を守る必要があるため新規借入れが制限される。
これが一番大きな問題。

地下埋設物の問題により工期が延びた関係もあって建築工事費が増大した。これは
国の責任ではないのか。工期の延長と熊本震災の影響で8,000万円の増額契約をせざるを得なかった。

我々に相当の負担が生じている状況下で、今後、訴訟をしませんよといった条件で
土地を買受けるのであれば、金額は限りなくゼロに近いものであるべき。

当)鑑定評価中であるが、そのような金額にはならない。少なくとも国が支払った有益費を下回るような金額が出ることはないと考える。

副園長)(激高して)こちらが立替えた額に何の関係があるのか。とんでもないことを言うな! (理事長に)もう止めよう。学校建設は中止! 訴訟する(泣き出す)。
| ●●弁護士も財務局との打合せを時間単位で請求してくる。血も涙もない。弁護士
を替えることも考えている。

理事長)これは●●弁護士にも言ってないことであるが、昨日、新たに地中からダイオキシンが出たという情報も寄せられている。あの土地がとんでもない土地であることを踏まえてそれなりの金額を出すべきだろう。

当)鑑定は適正にやらなければならない。資金繰りに関して申し上げると、売買契約が
成立して定期借地契約が合意解除となれば、国が預かっている保証金(約2700万円)を返還することができるし、定期借地を行う前にご説明したことがあると思うが、買受けの際に延納という方法をとることも可能。

(※今回の売払いに延納制度を適用しても構わないことは大阪航空局に確認済)

副園長)もう帰れ! あなたたちの話を聞くことはない!

理事長)本日の話は理解したが、了承したという意味ではない。金額は考えてもらわないと困る。本日はここまでとしよう。

(理事長は延納の話に興味を示した様子があったが、副園長がこれ以上の話はしな
いと言い張るため、打合せは終了。)

【参考】

その後、現地を確認したところ、工事は進められており、掘削・整地等の作業が進
められていた。


以上