豊中小学校事案に係る応接記録



  • 応接日時 平成 27年6月8日(月)14:00~14:20

  • 場所 本町公証役場(大阪市中央区安土町)

  • 相手方 学校法人森友学園 籠池理事長、籠池副園長

  • 当方 管財部統括国有財産管理官(1)前西統括官、三好上席管理官、清水管理官



6月4日の定期借地権設定契約公正証書の取り交わしが不調となったため、本日14時からあらためて作成・取り交わすこととなったもの。当事者双方及び公証人の署名捺印により14時20分に公正証書の取り交わし完了。

【応答概要】
公証人)前回からは国側代理人の変更があったのみで、公正証書の内容については変更ないので、読上げは省略させていただきたいがよろしいか。


理事長)構わない。


公証人)国側の代理人の記載事項について間違いはないですか。


前西)間違いありません。


公証人)森友学園さん側は代表者の記載事項について間違いはないですか。


理事長)間違いありません。


公証人)原本は公証役場にて保管し、正本は国で、謄本は森友学園でお持ちいただくことになる。

問題なければ、公正証書原本に各自署名捺印をいただきたい。


理事長)私の名前の漢字「籠」・の文字が違うが。


公証人)提出していただいている「代表者事項証明書」の漢字と同じである。戸籍の表記と違うということであっても、法人の代表者として登記されている氏名と同じであれば問題ないもの。


理事長)戸籍の表記と合わせるにはどうしたらよいか。


公証人)登記事項を変更すればよい。


理事長)わかりました。


副園長)前西さんも実印か。


公証人)代理人は運転免許証で本人確認しているため、認印で可。


この後、双方で署名捺印を行い、当事者間での公正証書の取り交わしの作業は完了。正本及び謄本交付処理のため、公証人は退室。


理事長)今後はどのような動きになるか。


前西)当局からは今後の工事スケジュールなどを確認したい。詳細は設計事務所等にこちらから直接連絡したいがいかがか。


理事長)構わないが、連絡した内容についてはこちらにも知らせてほしい。


前西)了解。


三好)土壌汚染等工事スケジュールの確認と併せて、国が有益費を支払うために必要となる資料の提出等について、大阪航空局も同席の上、設計事務所等と打合せを行いたいと考えている。


副園長)必要ない資料を求めることはやめてもらいたい。


三好)国が有益費を支払うために、資料の提出が必要となることはご理解願いたい。不必要な資料を要求することはない。


理事長)了解。


公証役場事務職員が正本(国)及び謄本(森友学園)を交付し、手数料計算書を提示し手数料
支払いについて説明。


副園長)なんでこっちが全て負担しないといけないんや。国も半分払え。


理事長)(手数料計算書に5億4600万円と記載されているのを見て)この金額は何か。


事務職員)手数料額の基礎となる価格であり、年額貸付料10年間分の2倍になっている。これは公証人法で定められているもの。(年額貸付料2730万円×貸付期間(10年)×2倍=5億4600万円)


理事長)了解。2倍となっているのはなぜか。


事務職員)双務契約のためである。


副園長)だったら、国も手数料を半分払うべき。おかしい。


と発言したものの、あらかじめ用意していた手数料全額を支払い、終了した。