豊中市野田町1501番地に係る応接記録



  • 応接日時 平成 27年 8月11日(火) 13:00~14:10

  • 応接方法 ■来訪・□訪問・□架電・□受電・□その他( )

  • 先 方 森友学園 籠池理事長、塚本幼稚園 籠池副園長、弁護士 村木氏

  • 当 方 統括国有財産管理官(1) 池田統括官、三好上席、清水管理官




【応答要旨】
(理事長)本日は2点の相談に伺った。

先ず1点目であるが、現在、掘削工事に着手しているが、地中障害物が想像以上であ
ることが判明したため、地下埋設物除去に予定以上の工期を要する見込みとなった。ま
た、校舎建設について鴻池組と相談しているが、現状で資材(鉄骨)の早期調達が困難
な状況にあることも判明し、これらのことから平成28年3月の校舎完成が難しい状況に
至っている。

ついては、開校を1年延長せざるを得ないと考えているが、国との契約書において平
成28年3月31日までに工事を完了させる規定があるため、相談に伺ったもの。


(副園長)国が鍵を早く貸してくれなかったからだ。


(弁護士)契約までいろいろあったが、結局、現地に入って初めてわかる事情もあった模
様。8月23日には、新入生向けの説明会も予定されているので、開校を1年延長す
るのであれば早めに判断して予定変更する必要がある状況。理事長も苦渋の選択であ
ることを踏まえて何とか善処してもらいたい。


(当方)事情は理解した。国の内部通達の上では、延長の理由が適切であれば、用途指定
期日について1年を超えない範囲で延長は可能であるが、そこは検討の上、回答する。
各方面に対する説明は大丈夫なのか。



(理事長)これから各方面への説明で忙しくなるが、頑張ってやっていく。よろしくお願

いする。


(弁護士)無理をして開校できなかったケースが最悪であるため、私からも理事長に延期
をおすすめした。


(理事長)2点目は有益費の支払いである。大阪航空局には早期の支払いを働きかけてく
れたのか。


(当方)航空局には話をしているが、現時点で予算化できる時期を明確には示すことはで
きない状況である。


(副園長)すみやかに全部払うと約束したではないか。早く払え。



(当方)有益費の件で申し上げると、先週に中道組から提出された見積書の内容には国が
有益費として支払うことに疑義がある項目が含まれていた。大阪航空局とも協議する
が、国が有益費として支払うことができる内容は貸付契約書のとおり土壌汚染対策と
地下埋設物撤去に要する費用であるため、新設地下埋設管の敷設費や樹木の場外処分
費の支払いは難しい。

(理事長)その点は理解できるため、払えるものを仕分けしてほしい。

(副園長)仕分けが必要であれば中道組にやらせるから、国も早く作業して早く支払え。
いつできるのだ。中道組に指示すればいいではないか。対応が遅い。

(当方)先ずは支払える項目を整理することが必要、航空局と支払い範囲に関する打合せ
を行った後で、貴学園と打合せを行いたい。予算化できたとしても、支払いできるの
は貴学園の工事が完了後となる。

書類については、過去に、国が貴学園委託業者から勝手に書類を徴したとしてお叱
りを受けたこともあったため、国に書類を提出する場合は、理事長の許可を得てから
提出するように各業者には指示している。


(理事長)中道組と直接やってもらって構わない。私に結果を報告してもらえばよい。
あと、先週にお渡しした** 不動産鑑定士作成の質問状についての回答はどうなっ
ているのか。


(当方)結局、国も資格を持っている不動産鑑定士に賃料の評価を依頼して、その結果を
適正と判断しているもので、評価に関して**鑑定士の考えと異なっているとしても「意見の相違」としか言えない。


(副園長)書面で出せ。また、言った言わないの話になる。

(当方)それはできない。


(副園長、文書での回答にこだわるが、話は平行線)


(弁護士)本日、**鑑定士は体調不良で来れなかったが、この話は**鑑定士本人に説

明してもらわないと我々では判断できない。**鑑定士本人の前でもう一度説明して
いただけないか。


(当方)それは構わない。


(理事長)では、1年間の延長の件と、航空局、中道組との調整をよろしくお願いする。

(当方)了解。


※参考

森友学園の今後の予定
平成27年8月23日(日)入学説明会
平成 27年 9月 1日(火)~18日(金)入学願 出願期間
平成 27年9月5日(土)安倍昭恵首相夫人講演会(塚本幼稚園)