豊中小学校事案に係る応接記録





  • 応接日時 平成 27年8月18日(火)16:00~ 17:50

  • 応接方法 ■来訪・訪□問・□架電・訪受電・□その他( )

  • 相手方 中道組 田中建設部長、■■営業部グループマネージャー

  • 松本建設部グループマネージャー

  • 当 方 管財部統括国有財産管理官(1) 池田統括官、三好上席管理官、清水管理官

  • 大阪航空局補償課 安地補佐、高見係長、木元専門官(積算担当)



森友学園委託土壌汚染除去等施工業者(中道組)と、提出された見積書の内容等について打合せを行
ったもの。

【応答概要】
財務局)先日、森友学園理事長ほかと打合せを行い、中道組から提出された見積書の内容には地下埋設配

管の敷設費用など、国が支払えないものが含まれていると説明し、一定の理解はいただいたところ。
工事費の内容を国が支払えるものと支払えないものに仕分けする必要があるが、大阪航空局から、
その前提として工事内容の詳細を確認したいとの要請があったことから、この場を設けたもの。理事長、副園長からは、中道組と直接打ち合わせをするように言われている。
改めて見積書記載の工事内容を説明願いたい。


中道組)(見積書記載の工事内容を説明)
O土壌改良工事について

「I.土壌絞込み深度方向調査工」は、除去すべき汚染土壌範囲を確定するために行ったもので、
この調査結果を豊中市に持ち込んで協議した結果、処分すべき土壌の分量が決定した。当初の予測よ
り相当少なく収まったと考えており、この内容に基づき「B.土壌改良工事」を算出している。

「F. 濁水処理設備工」は、土壌汚染対策を行う中で発生する濁水を処理するために必要なもの。
○埋設物撤去工事について
「C.埋設物撤去工事」について、今回の工事対象となる北側箇所については、全面積を基本1m
掘削し、建物建設部分についてはプラス2mの3mを掘削する。埋設物撤去工事費は最終精算においても大きくは変わらないと思う。
「D. 埋設物処分工事」は、最終的に処分した埋設物を実数精算するため、金額はある程度変動すると考えている。
「E. 汚水排水工事」は、校舎建設に当たり敷設する地下埋設管工事である。

財務局)契約書に基づき、国が有益費として支払えるものは、地下埋設物の撤去・処分に関する費用である。そのため「E. 汚水排水工事」が、校舎建設に当たって排水施設を設置する工事であれば、支
払対象には当たらないと考える。また、樹木や地表アスファルトを処分する費用は払えないと考えるし、撤去する費用についても慎重な判断を要する内容と考えるが、航空局の意見はどうか。


航空局)排水施設の設置工事及び樹木や地上アスファルトの処分費は支払対象外と考えている。撤去費については検討したい。


財務局)契約書には、地下埋設物撤去費として国が有益費で支払える対象について、どのような大きさの
「ガラまでを対象にできるのか具体的に決めている訳ではない。森友学園との協議事項になると思われるし、学校建設する上で支障とならない細かいガラまで撤去する必要はないとも考えるため、そのような費用まで国で支払うことは困難と考える。


航空局)細かいゴミなどまで撤去するとした場合、どこまでやるのかきりがない話となるし、正直、予算化は難しい。学校建設する上で支障となるレベルのガラ撤去は負担できるというのが常識的な判断と考える。


中道組)森友学園への説明振りも難しい。ガラやゴミの一部を残すと説明した場合、おそらく理事長は「国が支払うとの約束であるから全部撤去せよ。」と言うような気がする。


財務局)細かいガラなどを全部撤去することについて、国がやってはいけないと言う訳ではない。国はそ
こまで工事費用を支払えないということ。それを認識した上で森友学園が工事を行うのであれば否定するものではない。


中道組)国から支払いを受けられない内容は、発注しないということになると思う。当社としても、国から支払いが受けられない内容を当社負担でやれと言われることを懸念するため、やりたい訳ではない。
「細かいガラは存置しても校舎建設の支障にはならないと思うが、その点は設計のキアラとも相談する。必要がある。細かいガラを存置するのであればその事実は森友学園に伝えないといけないし、キアラ
と相談して一緒にうまく森友学園に説明する必要があると考える。


財務局)現地に来てほしいとのことであるが、お急ぎか。

中道組)工期のこともあるため急ぎたい。

(※ 中道組は本日時点で開校の1年延長の件を知らない模様)


航空局)現地に行かせていただくことは問題ないが、ガラの件をその場で結論付けることは難しい。


財務局)その場で結論をお話できないということをご理解いただければ、日程は調整させていただく。


中道組)お願いする。