応接メモ





  • 応接日時 平成 28年3月15日(火) 15:30 〜 11:50

  • 応接方法 □来訪・□訪問・■架電・□受電・□その他( )

  • 先 方 森友学園 籠池理事長・籠池副園長

  • 当 方 国有財産審理室 田村室長・橋本補佐・佐藤係長




3/14 副園長より室長あてに「明日(3/15) 11時にそちらに伺いたい」旨連絡が
あり、来省されたもの。
(なお、3/11に近畿財務局に対し「本地に建築に支障となるゴミが大量に残ってい
「る」旨連絡があり、3/14 16 時より現地確認を行っている)

理事長) 本件について、近畿財務局から話は聞いているのか。

当 方)本件は特例承認した事案ということもあり、承認後も適宜近畿財務局から情

報提供を受けているところ。昨日の現地確認の状況についても報告は受けている。

理事長)承認していただき、定借にしてもらったことについては感謝している。

我々としても早く購入したい、なんとか開校させたいという強い想いがある。
これまでも近畿財務局の対応には不満がなかったわけではないが、今回の産
業廃棄物の出土については、我々としても我慢の限界であり、これはもう直接国
(本省の意味のようである)に言わざるを得ないと考え、急遽来省した次第。

昨年9月4日付の中道組が作成した打ち合わせ記録によると、財務局が業者
と結託して我々を騙していたとしか考えられない。業者からは財務局の指示で廃
棄物を場内処理したと聞いている。(別添メモを受領)

このままでは学校建築に支障が生じ、工期にも遅れが生じる。6月には棟上式
も予定されており、安倍総理夫人も出席されることで調整しているところであり、
重大な問題として考えている。

当 方)国も相手を見て裁量で対応しているわけではない。国としては産業廃棄物が

出土したという事実を踏まえ、法律専門家の意見も確認しながら、法令等の範囲
内で対応すべき点は対応することとなる。これまでも近畿財務局において責任を
もって対応しているところであり、本件についても至急大阪航空局とも相談して
対応を検討すると報告を受けている。

副園長)役人はすぐにそうやって「相談」という言葉を使う。理事長なんて全部自分一人で判断しているんだ。簡単に相談なんて言葉を言うな。そうやって責任逃
れをする気か。また、役人は検討、検討ばかりでいつまでも時間をかけて結論
を出さない。早く対応しろ。

理事長) 私個人としてはその言葉の意味は理解している。
いずれにせよ早急に対応をお願いしたい。

当方) 近畿財務局からは、本日中に理事長にご連絡させていただき、今後の対応

についての打ち合わせを大阪航空局とともに明日以降行わせていただくつもりである旨、報告を受けている。

先方) 了解した。

本日はこれで失礼させていただく。お時間を頂き感謝する。

※ 上記以外に、これまでの財務局の対応についての不満も主張されていた。
・財務局が鍵をもっと早く貸してくれていれば、ボーリング調査をもっと早く実施
して開校を延期することもなかった。
・貸付料の鑑定評価についても納得していない。
・有益費について、平成27年度中に必ず払うと約束したにもかかわらず予算措置が
「できないとして未だに支払われていない。利息を支払うべきだ。
・これまでの財務局の対応は説明責任を果たしていない。上からものを言うような対応で、決定事項だからとして誠意ある説明をしてもらっていないと感じている。
・財務局は自分たちの都合の良いことだけを本省に報告し、本当のことが伝わって
いないと感じたため、本日参上した次第。


(以上)